高校の3年間 普通に家庭学習を続けて九州大学に合格
高校生になってからは、まわりのヤツらのレベルも高かったので、中学時代のような快進撃はありませんでした。ですが、普通にコツコツ勉強していましたし、成績は校内で中の上くらいでした。
私は結局、九州大学の工学部に合格したわけですが、本来なら大学受験の必勝法みたいなお話もするべきかなとは思います。ただし、大学受験のお話をすると、長くなってしまいますし、このサイトを立ち上げた本来の趣旨がボヤけてしまうような気もします。
ということで、大学受験に関する詳しい話は、省略させていただきます。
機会があれば、別のサイトを用意してご説明したいと思いますのでお楽しみに。
ここでは、簡単に、私が今まで行なってきた勉強法を振り返ってみたいと思います。
勉強の基本はいつも同じです
高校に入ってからも、私は学校の授業の予習復習を中心に勉強していました。結局のところ、やるべきことを確実にこなしていくことが大切です。基本的なことを、地味にコツコツやれるかどうかが大切だと思うんです。
結局のところ、裏ワザってないんだと思います。毎日、学校で習ったことを家に帰ってから復習する、そして次の日習うことをちょっと見ておく。こういうシンプルなことの積み重ねが大切なんですよね。
ただ、予習復習が大切だってことが分かっていても、なかなか実践することは難しいかもしれません。基本的で地味なことって、ある意味退屈だし、モチベーションを保つことも難しいことだと思います。
少しだけ、ポイントを説明しておきます。
予習復習のやり方
さっきから「予習復習」と言っていますが、実際には「復習」がメインになります。
イメージ的には・・・
このくらいの比率で考えてもらっていいと思います。
「復習」のポイント
とにかく意識したいのが、「その日習ったことをきちんと理解する」ということです。多くの場合、授業を一回聴いただけでは、たいして理解できていません。
私も、授業中に一生懸命に先生の話を聴いて、ノートを取りながら理解するようにはしているんです。それで、その場ではなんとなく理解した気になるんですが、家に帰って教科書やノートを見なおしてみると、思ってる以上に理解できてないことが多いんです。
とにかく、最低限のこととして、その日習ったことを確実に理解するようにします。その日のノートを見てると、授業中に先生が話してたことが、いろいろよみがえってくるんです。そうやって思い出したことなんかもノートに書き込んだりしつつ、理解を深めていくわけです。
さらに、必要に応じて、参考書などの基本レベルの問題を数問解いてみたりします。そうやって、20〜30分くらいじっくり考えていると、「うん、分かった!」という状態になります。その日の授業内容が、頭の中にストンと落とし込まれた感じになるんです。
多くの人が、定期テスト前にあわてて勉強して、試験直前になってようやく「分かった」という状態に仕上げます。ですが、私に言わせればそれではぜんぜん遅いです。
学校で習ったその日に、「うん、分かった!」という状態にしておけば、定期テスト前の勉強は、もっと高いレベルで仕上げていくことができます。もちろん、人間の記憶はあいまいなので、定期テスト前には、また分からなくなってることも多いです。ですが、しっかり復習しておくと、少し考えればすぐに思い出せます。
「予習」のポイント
予習の目的は、次の授業で習うことを、理解しやすくすることです。新しい知識を吸収するには、けっこう大きなエネルギーが必要です。新しい知識を聴いて、理解して、頭に記憶させるという作業を、授業中に意識を集中して行うのは、ほんとうにエネルギーが必要だと思いませんか?
だからこそ、あらかじめざっくり予習しておくことで、少しでもスムーズに授業に入れるように対策しておくということです。イメージとしては、走り高跳びとかを考えてもらえばいいと思います。目の前のバーを飛び越えるために、「助走」をするじゃないですか?
予習っていうのは、走り高跳びの「助走」みたいなもので、授業を理解しやすくするために行うものです。もっと言えば、授業に対する抵抗感を薄めるために行うものです。予習の段階で理解する必要はないんです。予習では、「あー、こんなことを習うんだなー」という程度で、教科書を眺めておく程度でかまいません。
逆に言えば、予習をがんばり過ぎないでください。予習をがんばりすぎても、疲れるだけだし、時間のムダです。理解するのは授業中でいいじゃないですか。さらに言えば、復習の段階で「うん、分かった!」というところまで持っていけばいいじゃないですか。
予習をがんばりすぎると、勉強がイヤになってきます。よく、「先取り学習」とかって言いますけど、個人的には「先取り学習」なんて意味ないと思っています。
コツコツ勉強していれば九州大学くらいは楽勝です!
私は九州大学工学部に合格したわけですが、あえて言わせていただくと、九州大学くらいは楽勝だと思います。なぜなら、私みたいな「普通の凡人」が合格できたからです。
前にも言いましたが、私の父親は地方の三流大学出身ですし、母親は最終学歴が高卒です。ハッキリ言って、うちの家系はぜんぜん賢くないと思います。そして、私自身もぜんぜん賢くはありません。
ここまで読んでいただいて分かったと思いますが、私がやってきたことは本当にシンプルなことです。だれでもマネできるようなことしかやっていません。
あなたのお子さんにも、さっそく実践させてみてはいかがでしょうか。おそらくあなたのお子さんなら、私よりももっと上のレベルを目指せるんじゃないかと思いますよ!