中学2年生〜中学3年生 劇的に成績が伸びた時期
中学1年生のころに、家庭学習をコツコツ実践したおかげで、なんとか平均点が取れるようになりました。中学生活のスタート時点では、成績がほんとに悪かったので、学校の先生からも「がんばったなー」ってホメてもらったりして、すごくうれしかった記憶があります。
こうやって、他人に認められて、評価されるというのはとても大切で、ホメられればイヤな気はしないし、もっとがんばってみようかなって気にもなってきます。
- 学校の先生にホメられる
- お父さん、お母さんにホメられる
- 友だちからすごいと言われる
「やり方は間違えていない」
「勉強することも別に苦じゃない」
中学生のころって、頭がやわらかいというか、勉強すればするだけ、どんどん知識を吸収していける時期だと思うんです。そして、知識が増えれば増えるほど、成績が伸びていき、成績が伸びれば伸びるほど、ますます勉強が楽しくなっていきます。
私の中学時代は、まさにそういうプラスのスパイラルがうまく回ったと思うんです。
そして、中学2年生からの劇的な成績アップが始まりました。
中学2年生で学年ベスト20に入りました
中学2年生になってからも、成績は右肩上がりで伸びていきました。
2年生になった当初は、偏差値で言えば50あるかないかの平均的な成績だったんですが、2年生が終わるころには偏差値が60近くまで上がっていました。まだ60を超えてはいなかったと思いますが、58とか59とか、そんなレベルにまで成績が伸びたんです。
たしか2学期の期末試験だったと思いますが、数学の試験で、私だけが「100点満点」をとったりもしました。私は数学とかの理系科目がけっこう好きで、家でも数学の勉強は一生懸命やってたんです。やっぱり、好きな科目は興味を持って勉強するし、成績が伸びるのも早いですよね。
逆に、国語、社会などの文系科目はそれほど好きじゃなくて、家庭学習教材の「ポピー」の課題でいちおう勉強はしてたんですが、数学や理科の成績に比べると、いまいちだったと思います。
得意・不得意みたいなのがあったので、全体としてのレベルはまだまだでしたが、数学などが抜群に良くなってきたため、2年生のころに学年でベスト20に入るまでに成績が伸びました。
この頃には、先生からもクラスメイトからも一目置かれるようになって、だれも私のことを落ちこぼれとは思わなくなっていました。
がんばって勉強した教材は宝ものになる
私自身は、小学6年生のころに始めたポピーを、中学に入ってからも継続して使ってましたが、別にポピーに限ったことではなく、一生懸命に勉強した教材は「宝もの」になります。
教材の余白に赤ペンでビッチリ書き込んでいくと、自分だけの参考書ができるんです。さらに、問題を解いて、間違えたところとかが記録に残るので、ファイリングして何度も見なおしてると、記憶に残りやすいんです。
教材はポピーでなくても、何でもいいと思うのですが、「しっかり勉強してきた軌跡」が残るような勉強の仕方をすることをオススメします。
「しっかり勉強してきた軌跡」が残っていると、精神的にすごく助かることがあります。具体的に言えば、高校受験のときなども、試験の前日とかに、これまでに勉強してきたポピーを見なおしたりしたんです。
中学の3年分のポピーって、まとめるとけっこうな量になるんです。だから、中学の3年分のポピーを見直しながら、これだけの勉強を積み重ねてきて、試験で失敗するわけないという強い自信をもつことができました。
高校受験って、精神的な安定感が非常に重要だと思います。
試験で実力を発揮できない人とかいますけど、それはやはり、自分に自信がないからだと思うんです。そして、その自信の無さは、自分がやるだけのことをやってきたという確信がないことが原因なんです。
中学3年生で学年ベスト3に入りました
中学3年生になっても、一生懸命にコツコツと勉強を続けていった結果、最終的には学年でベスト3に入ることができました。以前は雲の上だと思ってたヤツらと肩を並べることができたし、本当に自信になりました。
おそらく、中学時代のあの成績の伸び方は、あの中学では私が一番だったと思います。試験のたびに、まわりを抜き去っていくことができたので、すごく快感でした。あの感覚は、体験した人でないと分からないと思います。
学校の先生からも、個別面談のときに「どんな勉強したらそんなに成績アップできるの?」って聞かれたりしました。そんなときは、「学校の予習復習をやってるだけです!」なんて答えてました。
実際に、私がやっていたことはすごくシンプルなことです。学校の予習復習をちゃんとやって、家庭学習教材のポピーで勉強量を確保するようにしていただけです。予習・復習の繰り返しを、他人よりも「徹底的にやった」というのが成績アップの秘密なんです。
ちなみに・・・
効率よく勉強することを意識する
ポピーは「定期テスト対策」とか、「入試対策」とかの特別号もけっこう充実していて役に立ちました。試験の前に、予想問題みたいなものをしっかりやっておくと、実際の試験でもほとんど同じ問題が出たりして、成績アップに直結するんです。
試験直前に見直してた問題がほとんどそのまま出たら、文章題なんかだといっきに10点くらいアップするじゃないですか?
漢字とか、英単語とかでも、2点、3点の取りこぼしを無くしていくことで、総合得点が何十点も変わってくるじゃないですか?
そのためにはとにかく、事前にどれだけ準備できたかが勝負になってきます。私の場合は、教科書をしっかり勉強したのはもちろんですけど、ポピーの「定期テスト対策」とかを必ずやって、解答を丸暗記するくらいの勢いでやってました。
ポピーとかについてくる「定期テスト対策」の問題は、試験勉強の仕上げに、実力だめしでやると思ってる人が多いと思います。ですが、私の場合はいきなりテストを解いて、分からない問題をピックアップして、その問題を集中的に覚えていくような使い方をしていました。
定期テスト対策でまとめてある問題は、いわゆる「試験に出やすい問題」ですし、出やすくて分からない問題からつぶしていく方が、勉強の効率がはるかに高いんです。試験勉強は、とにかく効率的にやっていかないとダメなんで、どうやれば効率的に勉強できるかってことはいつも考えていました。
第一志望の某進学校に合格しました!
ちなみに、私は塾には一度も通いませんでした。塾に通わなかったことで、行き帰りの時間が無駄にならなかったし、しっかり集中して勉強することができたと思います。
具体的な受験対策の話を少しだけすると、中学3年生の夏ごろからは、ポピー以外にも、志望校の過去問を10年分くらい解いたりしました。そして、解けなかった問題をリストアップしていって、解き方を徹底的に覚えていきました。
そして、過去に解きためてきたポピーの問題の中から、関連する問題などを反復練習しながら、弱点を徹底的につぶしていきました。
ハッキリ言ってしまうと、高校受験なんて、その程度のことで簡単にクリアすることができます。あえて「簡単」という言葉を使わせていただきましたが、これは、あれこれ策を弄する(さくをろうする)必要はないという意味です。
シンプルに、やるべきことを積み重ねていけば、成績は爆発的に伸びます。これは、私自信の経験から確信している事実です。
あらためて、「信じてやり切る」ことが重要
いつも思うんですけど、コツコツ勉強していると、ある瞬間にパッと視野が開けることがあるんです。ひとつひとつの知識が融合して、化学反応を起こすような感覚です。
勉強っていうのは、少しずつ積み重ねていくものじゃないですか?
最初のうちは、断片的な知識に過ぎないんですが、さらにいろんな知識を覚えたり、いろんな練習問題を解いたりしていくうちに、知識と知識が縦にも横にもつながってくるんです。そして、「分かった!」という瞬間が必ず来るんです。
新しい知識を覚えたりするのって、すごくエネルギーが必要だし、根性が必要です。私も、なかなか覚えられなくてイライラしたり、自分の頭の悪さに絶望して涙を流したことが一度や二度ではありません。
だけど、「信じてやり切る」ということを徹底したことで、中学時代に爆発的に成績を伸ばすことができました。
小学5年生のころに約1年間の入院をして、完全に落ちこぼれてしまいましたが、小学校で落ちこぼれてもぜんぜん問題ありません。小学生のころに、最低限の勉強の習慣を付けておけば、中学生になって成績を伸ばすことは可能です。
もし、あなたのお子さんの成績が悪くても、そんなに悲観する必要はありません。大切なことは、とにかく今から始めること。遅れを取り戻すことは、いつでもできるんです。そのことを信じて行動するかどうかが、一番の問題なんです。